みなさんこんにちは。
日本マイクロソフトの IE/Edge サポートチームです。
近頃、「いつのまにか IE で表示されなくなり、新しい Microsoft Edge でサイトが表示されるようになった」とお問い合わせを頂くことがあります。
IE での表示を前提として Web アプリを作成されている方では、IE で開くようにしたいという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、少しでも本事象でお困りな皆様のお力になれればと、本ブログにて情報をまとめました!
本記事は以下のような構成となってます。
1 : どのような動作?
近年のモダンブラウザ移行に伴い、最新の web サイトの多くは、Internet Explorer と互換性のないデザインが多く使用されています。
今回の IE で利用していたサイトを新しい Microsoft Edge (以降、単に Edge と表記します)へリダイレクトさせる機能は、 最新のブラウザでユーザーにスムーズにブラウジングをして頂くための機能となります。
Internet Explorer から Microsoft Edge にユーザーを移動する - Microsoft Edge Development | Microsoft Docs
なお、私どもブラウザ チームは Edge へのお早めの移行をお奨めしております。
具体的な内容
本機能はEdgeの既定のブラウザにおける 「Internet Explorer に Microsoft Edge でサイトを開かせる」の設定項目に依存します。
具体的な設定は Edge を開き、アドレスバーに edge://settings/defaultBrowser と入力することで確認できます。
上記のように「Internet Explorer に Microsoft Edge でサイトを開かせる」の設定で「互換性のないサイトのみ(推奨)」を選択した状態で、
互換性のないサイト (例: youtube.com) を IE で開こうとすると、IE上には以下のように表示され、Edgeで YouTube のサイトページが表示されます。
互換性のないサイトは以下にリスト化されており、本設定の際にはこちらに当てはまるものは Edge で開かれます。
https://edge.microsoft.com/neededge/v1
そのため、もし開こうとしていたサイトがこちらのリストに存在する場合は、
「互換性のないサイトのみ(推奨)」の設定をしていた場合には IE ではなく、Edge で開かれます。
2 : すべての Web サイトが Edge で開かれる?
また、上記互換性のないサイトのリストにない Web サイトを含め、全ての Web サイトが IE ではなく、Edge で開かれるパターンもあります。
IE でブラウジングをしていると、以下のようなオプトインが表示されることがありますが、
「Microsoft Edge に切り替える」 を選択することで、今後 全ての Web サイトがEdge で開かれるようになります。
3 : 対処法はあるのか?
予防策
2 の予防措置としては、上記オプトインが表示された場合は、「今は実行しない」を押して切り替えないようにすることが考えられます。
対処策
一度設定を変更された場合においても、「Internet Explorer に Microsoft Edge でサイトを開かせる」において「なし」を選択していただくことによって解決可能です。
上記方法で、IE のままサイトを閲覧するように変更することも可能ですが、Web サイトの技術も日進月歩進化しており、新しい Microsoft Edge へお早めの移行をご検討ください。
なお、本ブログは弊社の公式見解ではなく、予告なく変更される場合があります。
もし公式な見解が必要な場合は、弊社ドキュメント (https://docs.microsoft.com/ や https://support.microsoft.com) をご参照いただく、もしくは私共サポートまでお問い合わせください。