こんにちは。Developer Support Internet (DSI) サポート チームの大嶋です。
この度は少し前から 我々の DSI チームで採用活動が再開 したこともあり、ぜひ我々のチーム DSI ってどういうチームなのか?を知っていただきたいという思いから、チーム紹介の Blog を開始します!
今回は第一弾ということで、シンプルに我々のチームがサポートしている技術製品を紹介し、テクニカルな面にフォーカスしお話しします。
Developer Support チームということで、お客様の課題解決のために、技術的に幅広く難易度の高い様々な開発系のお問い合わせに触れられることが醍醐味の 1 つであり、それぞれカテゴリごとに技術的な面白さを少しばかりご紹介したいと思います。ちなみに、我々のチームは現在はフルリモートで働いており、既に完全リモートワークを開始して約 1 年半以上が経ちます。(2021 年 11 月現在)
目次
Developer Support Internet がサポートする技術カテゴリは?
その名の通り Developer Support 部門の Internet 周りを担当しているチームのため、主な範囲は Web 系の技術全般と多種多様です。
まず、大きく分けて、オンプレミス製品は Web のクライアントサイドとして Web ブラウザ、サーバーサイドとして Web サーバー・アプリの 2 つのカテゴリがあります。更に、オンプレミス製品のみならず、以下に挙げた Azure 製品カテゴリも一部サポートしております。
- ブラウザ : Chromium ベースの Microsoft Edge, WebView2, IE モード, Internet Explorer etc…
- Web サーバー・Web アプリ : IIS (Internet Information Services), ASP.NET, ASP.NET Core, Blazor etc…
- Azure : Azure Bot Service, Bot Framework SDK, Azure SignalR Service, Azure PubSub Service
各製品の開発はグローバルで行っているため海外の各関連部門と連携する機会もあり、楽しみの 1 つです。また、DSI のサポートエンジニアの中でも各カテゴリの中で得意領域等がありますが、Web ブラウザ領域は現在 DSI チーム全員で担当している領域です。
それでは、それぞれの紹介を深掘りしていきましょう。
ブラウザ領域
Web ブラウザのサポート領域は Chromium ベースの Microsoft Edge, Microsoft Edge WebView2, Internet Explorer、それに付随するコンポーネントとなり、多岐に渡ります。また、Chromium ベースの 新しい Microsoft Edge は Windows だけでなく、Linux や Mobile (Android や iOS) でも動作します。
そのため、調査・解析にあたって、技術的に触れることができる領域というのもそれに伴い、数えきれないほど多様なエリアとなります。Microsoft Edge の加速化に伴い、お問い合わせも日々増加傾向にあり、以前より更にお問い合わせ内容の幅も大きく広がっています。また Web ブラウザ領域は現在 DSI チーム全員で担当していることもあり、それぞれのエンジニアが感じる魅力も異なるのでは?という疑問から実際に複数人にヒアリングをしてみました。以下に回答いただいた魅力の一部を紹介します。
- ブラウザは世界中のユーザーが、必ず利用する様々なサービスの入り口となる存在で必要不可欠であり、OS に匹敵する巨大なプラットフォームで最先端の Web 技術に触れられる
- 通信ログやパケット、メモリダンプ等の様々なレイヤーの情報を状況毎に多角的に判断・利用し、最終的にお客様の問題解決ができたことに喜びを感じる
- Microsoft Edge も採用した Chromium のサポートを通じてグローバルのモダンな Web 業界の発展に貢献できる
- ブラウー サポートの職という希少なプロフェッショナルとして働くことができ、世界的なシェア向上に貢献できる
- バージョンアップのスピードが加速しており、大変な面もある反面、より新しいことができるようになる瞬間を身近に感じることができる
ここに記載出来ない魅力も沢山あります。少しでも興味を持ち、アプリケーションの中でも稀有なブラウザに興味がある、Edge のシェアを伸ばしたい、Web 技術の発展の一端に触れたいといった方はぜひ我々と一緒に働きましょう!下部の応募サイトにてお待ちしております。
Web サーバー・Web アプリ領域
それでは今度は別のカテゴリに移ります。我々のサポートする Web サーバー・Web アプリ領域も近年、実は Web ブラウザ同様、多様化しております。
まず、古くからサポートしている Microsoft の各種 Web 製品を支えている以下の 3 つが挙げられます。
- IIS (Windows に標準搭載されている歴史の長い Web サーバー製品)
- ARR (Application Request Routing / リバース プロキシ・L7 Load Balancer の機能を搭載するサービス)
- ASP.NET (.NET Framework ベースの Web アプリケーションのプラットフォーム/フレームワーク)
上記の各コンポーネントは各種 Office 製品や Azure 製品の基盤としても利用されているものもあり、クラウド化が進む現在でも、重要な技術の 1 つです。また、内部的に Windows OS の各標準コンポーネントを利用していることから、関連チームともコラボレーションをしながら OS のネットワークレイヤーや認証等の幅広い知識にも触れることができます。また、Classic ASP や WCF といったテクノロジーもサポートしています。
更に近年は、Windows OS 上の Web アプリ開発には留まりません。Microsoft はクロス プラットフォーム化にも力を入れており、DSI ではクロス プラットフォームで動作する以下の製品をサポートしています。
macOS や Linux 上、もちろん Linux コンテナ上でも動作が可能な .NET Core/.NET ベースの ASP.NET Core という Web アプリ開発のプラットフォーム、それに付随する MVC や Web API 等の ASP.NET Core 用のフレームワークをサポートしております。ASP.NET と異なり、ASP.NET Core は IIS にも Windows OS にも縛られません!
更には、サーバーサイドにも留まらず、WebAssembly (wasm) を活用したフロントエンド フレームワーク Blazor wasm もサポートしており、近年注目が集まる wasm の最新技術の一端に触れることもできます。加えて、WebSockets を含む双方向通信をサポートするための ASP.NET Core SignalR というフレームワークや .NET の gRPC もサポートしており、多様化するプロトコルもサポート範囲となります。
Azure 領域
本チームの特徴は、上記のオンプレミス製品に加えて、以下の Azure クラウド製品にも触れることができる点です。
Azure Bot Service と Bot Framework SDK を利用することで、Bot アプリを開発・運用が可能です。Web Chat という Web アプリ用のクライアントに加えて、Teams やサードパーティ製の LINE や Slack 等様々なクライアントチャンネルをサポートしていることも特徴の一つです。
また、Bot Framework SDK は C# (.NET Core) だけでなく、JavaScript (Node.js) や Python といった別のプログラミング言語に触れることもできます。
加えて、Azure Bot Service を利用している場合の多くは Azure Web Apps という PaaS サービス) に Bot アプリをホストしてお客様が多いことから、Azure Web Apps の専任チームと連携をしながら、PaaS の知識も蓄えることができます。また、Azure 製品という側面から、他の Azure PaaS、Azure Net、Azure AI 部門等の他の各 Azure 製品のサポート チームと連携が必要不可欠で、それらの Cloud に関する知識も得られます。
更に、Azure SignalR Service や Azure PubSub Service (Preview) 製品をサポートしており、WebSockets を含む双方向通信等の知識が必要となる Azure マネージドな製品の技術支援も行っております。
最後に
まとめ
Developer Support Internet チームでは、技術的な面は勿論のこと、技術以外にも伝えきれないほどの魅力、多くのやりがいがまだまだございます。長くなってしまうので、我々のチームならではの上記以外の部分のご紹介は次回以降に持ち越しますが、”Microsoft のテクニカルサポートの魅力や一般的な仕事内容自体が気になる” という方向けに、同じサポート部門の方の以下 2 つの記事のご紹介をして終わろうと思います。
なぜ今サポートエンジニアが熱いか
Escalation Engineer の Rika さんのインタビュー
さらに、動画でも我々テクニカルサポート部門の仕事をご紹介してます。ぜひこちらもご覧ください。
マイクロソフト カスタマーサービス&サポート ‐ How we deliver best customer experience | 日本マイクロソフト
現在、我々のチームは採用中です!!
最後に、我々 Developer Support Internet チームも、採用活動中です。少しでもご興味を持っていただいた方は、以下から現在ご応募をお待ちしております!
Developer Support Internet (DSI) チームの採用応募ページ
※ あくまで現在 11/2 時点で採用活動中であり、タイミングによって採用が終了している、上記リンクが有効でない可能性もございますので、その点ご了承ください。
そして、本ブログ内容を見て、まだその分野に詳しくない…技術的なスキルに不安がある…という方、少しでも上記の内容に興味があれば、ぜひご応募をお待ちしております。技術的な部分は本業務を通じて学べる環境がありますし、チームでフォローしていますのでご安心ください!そのため、上記の募集要項に満たないけど、興味がありぜひ受けてみたいという方も、まずはご応募をご検討ください!
なお、本チームだけではなく、Microsoft やテクニカルサポートの仕事等に興味が出てきたという方は、Microsoft では様々な多種多様な職種を募集しております。ぜひ以下の募集から興味のあるチームを探してみて頂ければと思います。
Microsoft Careers - Microsoft 採用検索サイト
サポートエンジニア - キャリアイベント
なお、本ブログは弊社の公式見解ではなく、予告なく変更される場合があります。
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